ラーケーション
初めて聞いた言葉だけど一体何のこと?
ラーケーションとは
学習を意味する「ラーニング」と
休暇を意味する「バケーション」を掛け合わせた造語です。
子どもが平日に学校を休み、学校以外で学びを深めてもらう取り組みの事です。
つまり
平日に休んでも欠席扱いにならないのです!
制度を使うには計画を立て事前に保護者が申請をします。
最高!
学生時代に平日休むなんて病気の時だけだったよ。。。
ラーケーションのメリット
自分が学生の時にあったら・・・と考えると
正直メリットしか思い浮かびません(笑)
平日の空いてる時に水族館や美術館などに行ける
休日の混雑を避けて、平日の空いている時にゆっくりと鑑賞できる、
これが1番に思い浮かぶメリットではないでしょうか?
あと、平日にしか開催されていない展示などにも足を運ぶことが出来ますよね。
平日休みの親と一緒に過ごすことが出来る
令和っぽい考えだなっと思いました。
確かにサービス業など、親が日曜が休みではない仕事に就いてると
休みが合わなくなります。
そこでラーケーション制度を使えば、親の休みに合わせて家族で一緒に過ごすことが出来ます。
地域の活性化につながる
平日の空いている時に学生が来てくれたら集客アップにつながります。
そして、平日の+αの休みがあることで
普段は行かない所に行ってみようか!との選択肢も生まれるので地域の活性化につながりそうですね。
ラーケーションのデメリット
まぁ、デメリットもありますよね。
だって、授業を休むんですもん。
授業を受けることが出来なくなる
これですよね。。。
『授業を休む→他の人から遅れをとる→家庭学習が必要になる』
これがしっかり出来ないとラーケーションなんて取ってる場合じゃない!となりますね。
苦手な授業がある時はラーケーションを避けるとか
クラスの子にノートを見せてもらうなどの工夫が必要になりそうです。
家庭の事情により使える回数に差が出る
ラーケーションを取るのってそれぞれの家庭の事業があるので
全員が均等に取れるものではないと思います。
公に学校を休むので
「○○ちゃんはまたラーケーションを取ってる。いいなー。」
って会話が絶対にされると思うんです。
ラーケーション制度によって経済格差が目立つようになってしまうのはデメリットだと思います。
ラーケーションを導入している地域
始まったばかりのラーケーション。
言葉自体も浸透していないと思いますが果たしてどれほどの地域で導入されているのでしょうか?
愛知県
名古屋市を除く53市町が賛同し、2023年度の2学期から順次導入しています。
1年間で最大3日の取得が出来ます。
※名古屋市ではデメリットの方が大きいと考え導入を見送っているそうです。
茨城県
今年の4月から県立の高校や中学校など108校で導入されました。
1年間に最大で5日の取得が出来るようです。
別府市(”たびスタ”として導入)
2023年9月から導入しています。
他の2県と違い、別府市として独自に導入しているんですね。
別府市はラーケーションと呼ぶのではなく、
「旅」と「学習(study)」の造語で「たびスタ」の名称になっています。
【考察】ラーケーションは全国的に広がるか?
私は全国的に広がると思います。
興味のあることや家族と過ごす時間を大切にすることは
今の世の中に合っていると思います。
新しい制度が浸透するのはなかなか大変だとは思いますが、
今の学生さんがより多くの事を体験するチャンスが増えてほしいなと願っています!